年末にあたり。ファンタジーな世界の振り返り

久しぶりの休暇である。
というのも、この2月に三年生の冬学期の試験を終えたあと、この留学のために毎日アルバイトの生活をはじめ、4月の後半二週間にフランスとスイスの旅行をしたとはいえ、6月末の出国までは週に6日働いていた。そしてこっちに来てすぐに授業は始まり、いくらか休んだ日はあったとはいえ、土日を除いて毎日授業があった。
久しぶりの休暇である。

今年の一年はどんな一年だったか。
たぶん、「現実逃避」だったんだろうなぁ。と思わずにはいられない。

ロシアに来た理由は、「ロシア語を話せるようになりたい!」や「ロシアについてもっと多くを知りたい!」という積極的な理由だけではなかった。
大学3年生、という時期はバランスを崩しきった年だった。自分の限界を感じたし、その限界は他の人であればいとも簡単に超えられるような限界だった。自分の能力を疑い、自分の能力を過信した大学二年のころの自分を恥じた。何に集中すればいいか分からず、色々な方向に、散漫な様子で僕の注意や集中は散っていった。

そんな自分から逃げた。現実はいとも簡単だった。自分の専門分野に集中すれば良かった話で、横道にそれる必要性は「そこまで」なかった。極めてオプショナルな一年であり、極めて「必要不可欠とはいえない」一年となった。

それでも集中した場合の自分、というのは案外やるものなのかもしれない、ということも分かった。専門でロシア語やロシアのことをする人が、大学で専門に2年ないしは3年学習した後に一年近くロシアに留学して受けるテストに、一年半の第二外国語と6ヶ月の留学で合格した。これは自分がこの一年でしたこととしては大きいのだろう。事実は事実として自分の誇りとしていたい(さらに上の人はいるのだろうと思うが)

帰国すれば、就職活動に大学における専門分野への復帰、卒業のために必要な大学の単位を集めること、卒業論文を書くこと、が大きな現実の柱としてぼくを待ち受けている。
しっかり現実に復帰してやっていく心の準備は整ったと思っている。来年はしっかりやっていきたい。

今年一年、少し人生をお休みするにあたって、励ましをくれた皆さんにはいたく感謝申し上げたい。

~ by akira2nd : 12月 30, 2012.

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