スーズダリは、歩いているとこのような風景にも出会える。
心が休まる。
太陽に小川、それに自然。長閑。
(このとき一緒にいた日本語が分かるロシア人の友人に長閑、という単語を教えた)
スーズダリにて
•12月 26, 2012 • コメントする僕がロシアで一番好きな町、スーズダリ
•12月 25, 2012 • コメントする書きそびれていたが、夏に一度スーズダリに行った。
スーズダリは、黄金の環の中でも古い「純ロシア」な小さな町であり、僕がロシアの中で一番好きな町だ。
通りを行くと次々と目に飛び込んでくる美しいロシア正教会建築(そしてそれらの多くが世界遺産に登録されているし、このときは本当に天気がよかった)は言うまでもなく、偶然すばらしい環境で寝泊りすることができたこと(五つ星ホテルのドミトリールームを一人500ルーブルで取れたのだが、他に客がいなく友人と二人1000ルーブルで五つ星ホテルの一室に泊まることができた)、名物の蜂蜜酒であるメダブーハが非常においしかったこと。
写真は、スパソ・エフフィミエフ修道院の、スパソ・プレオブラジェーンスキー教会とウスペンスカヤ教会。スーズダリについては、このブログでたくさん紹介したいところだ。
テストを受けるということ
•12月 24, 2012 • コメントするテストを受けるということ。
嬉しいことに、外国人用のロシア語試験の第二級に合格することができた。
周りを見ると、大体大学で専門に2年ないしは2年半勉強した後、ロシアに一年弱留学し取得する(それでも落ちる人は多い)ものだから、そういうデータのもとでは少し優秀だと思う。なんせ第二外国語で一年半と、こっちで半年で合格することができたのだから。
僕にとって、テストというのは非常に分かりやすいものだ。
「人は点数ではかることはできない」という言説はたくさんあるが、結局のところ、そこまですばらしい人間というのは、例えば点数で何かをはかられることになったとしてもそれに順応することができて自らのすばらしさを表現できる、と考えているから。
「人は点数ではかることができない」を負け惜しみに使う人間には、「そういう基準に自らをより寄せることさえもできないあなたは、そういう点で劣っている」といつも言いたい。僕の性格の尖った部分だ。
言語に関しても、テストというのは非常に分かりやすい測定法だ。
「テストで点数が取れてもしゃべれないようじゃ」という人はいくらでもいる。そして日本の英語教育においてその言説は分かりやすい批判方法となっている。ただ僕はそう思わない。
テストでしっかり点数を取ることができるような文法を身につけたり、ものを書く能力を身につけたり、といったことは、「ちゃんとした人間である」ことを示すために必要なことなのだ。例えば話すことができることは本当に大切だが、それでスラングばかりを振り回す人がその言語を使って生きていくことはできない。その言語を使って生きていく、というのは、その言語圏の文化に応じたものの書き方ができるということであり、例えば手紙であればその形式を知っていることになる、そして然るべき話し方をすることができるようになる、といういことだ。
こっちに来て、趣味とはいえロシア語をしっかり勉強してみて、やはりもし結果的に仕事に活かせることになるのであれば、それはすごく幸せなことだと考えた。自分のもつ能力を活かすことができる、というのは幸せなことだから。
そしてそのためにはちゃんとしたロシア語を身につけるべきだと考えた。しっかりした文法に、作文、話し方。
日本の批判されがちな英語教育やセンター試験、といったものも、その良い側面がもう少し見られてもいいのになぁと思うことはよくある。
ものを批判する文章になってしまったが、とりあえずのところは試験に合格できて幸せだ。
キアズマ
•12月 24, 2012 • コメントする現代、という言葉は、もしかすると僕が非常に苦手とする言葉なのかもしれない。
ヘルシンキにある、キアズマという建物はヘルシンキを代表する現代建築だ。
例えばコルビジェだとかそういった人物の建築と、ロシア正教会建築を見たときに、すっと心に落ちるのはロシア正教会建築なのだ。まっすぐにそれは美しく、そして分かりやすい。現代建築の理解には文脈を必要とし、そしてその文脈は「教養」と称されるまでに広がっている。
結果的にぼくはこの建物を訪れたことで、少し現代建築の良さが分かったのかもしれないのだが(文字化するにはまだ早い)。ここに映る曲線は非常に重要なのだろうと思う。
芸術しかり文学しかり。現代というものは難しい。
フィンランドへ行ってきた
•12月 24, 2012 • コメントする休日の二日間を使って、フィンランドはヘルシンキへ足を伸ばしてきた。
ペテルブルクからは近いので夜行バスで行くことができる。マスコーフスキー・バグザールの前のちょっとしたカッサで往復1200ルーブルで買うことができた。安い。
写真はヘルシンキを代表する大聖堂。天気にも恵まれ、気温もマイナス5度周辺とちょうどよく、友人にも会うことができ非常に良い旅行だった。そして6ヶ月ロシアにいて、ロシアのことを勉強し続けた自分の視野が少し狭くなったことを知り、それだけ熱中して勉強したことも分かった。
他の写真も載せていきたい。
大寒波のロシア
•12月 19, 2012 • コメントする大寒波がロシアを襲うなか、サンクトペテルブルクも最高気温がマイナス20度とぼく自身もあまり経験したことのないような寒さである。体感気温そのものはマイナス30度以下まで冷え込んでいるようだ。
ただ、寒い、というのはいつも暗いものを想像しがちだが、いつもそういうわけではない。気温が非常に低くなると空は晴れるのだ。
極寒の中の青空、そして凍る大河川、そこから立ち昇る湯気(?)に聖堂。
冬のロシアも美しい。
カザン。クル=シャーリフ・モスクの夜景
•12月 16, 2012 • コメントするカザンの中心部にある、カザン・クレムリンの夜景は、サンクトペテルブルクに住みネヴァ川沿いの美しい夜景を毎日見ているぼく(それでいちいち感動しているわけでもないし、何か良いものを知っている人間ぶりたいのでもないけど)からしても本当に美しかった。
イスラームとロシア正教。仲良く平和な未来を築いていただきたい(できればそのほかのさまざまなコミュニティーも含めて)
ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会
•12月 15, 2012 • コメントする黄金の環、ウラディミル郊外にあるポクロヴァ・ナ・ネルリ教会。
白鳥にもたとえられる、草原の中に凛々しくたつこの小さな教会は本当に美しかった。